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手紙を書くということが、少しずつ死語になりつつある時代です。
連絡手段は電子メールやSNSに取って代わり、今やAIが代筆まで担ってくれるようになりました。
手紙どころか、人類はいずれ「書く」ことそのものから離れていってしまうのでしょうか。
ところで、19世紀後半に写真の技術が誕生したとき、絵画が危機に直面しました。現実を正確に写しとるという点で、絵画は写真に及ばなかったからです。でも、それは滅びるどころか、「写実」とは異なる新しいリアルを追求する画家たちの登場によって、かつてない栄華の時代を迎えます。
クロード・モネ、オーギュスト・ルノワール、ポール・セザンヌ、パブロ・ピカソ、ポール・ゴーギャン、そしてヴィンセント・ヴァン・ゴッホ。
ちなみに、ゴッホは弟テオに宛てて、膨大な数の手紙を書いたことでも知られています。
本展「旅するびんせんとペンごっこ」展は、東経135度線上の図書館を巡りながら、自分の手で言葉を紡ぐ面白さや表現の手触りを伝えるとともに、
実際に便せんとペンを手にして手紙をしたためていただく体験型展示です。
写真の誕生が絵画の黄金時代を拓いたように、AIの時代を経た今、私たちが自ら「書く」ことの新たな可能性が、ここから花開くのかもしれません。

主催:135°立図書館
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